随筆練習帳

随筆(エッセイ)の練習帳。原稿用紙6~7枚分を目指して

文章を書きたい

 

 私は割と文章を書くのが好きだ。読書感想文、作文、小論文、志望理由書など、学校で書かされる文章はことごとく避けて生きてきたが、自分の思ったことをノートやパソコンにずらずらと羅列していく作業は大好きだ。

 中学生のころから、自分の思ったことをただ綴っていくノートを作った。大して冊数は増えていないが。そういえば、これも中学生のとき、何を思ったのか、キャンパスノートを使って友人と交換ノートもやっていた。一度に2~3ページを使うのは当たり前だった。味気ないノートに文字を書いていくのがなにかクセになるのだ。

 さて某日、図書館に訪れた私は、入り口付近に置いてあるチラシやフリーペーパーなどを物色していた。その中に、県の文芸賞作品募集の紙が置いてあるのを見つけた。募集作品の対象部門は創作・随筆・詩・短歌・俳句・川柳の6つであった。

 創作文を作る趣味は残念ながらない。物語を作るのは本当に苦手だ。小学生のころ、漫画家になりたいと思っていた時期に、物語が作れなくて漫画を描くのをあきらめたくらい苦手だ。そんな私が原稿用紙50枚も書けるわけがない。

 詩も苦手だ。まず、何をモチーフにするかとかが決められない。俳句の類は作るのに慣れていない。応募するには10首か10句か作らなければいけないので、現実的じゃない。

 その中で、なんとなく、随筆なら書けるか、書いてみたいな、と思ってしまったのだ。それで出品票の付いたその紙を持ち帰ってきたはいいものの、応募基準は原稿用紙6枚以内。普段書いているブログの文字数だって、多くて1000文字である。6枚書いたら単純計算で2400文字。今の力では書けるわけがない。なぜできると思ったのか。自分の考えの足らなさに呆れかえる。

 普段記事を投稿しているブログで練習してみることも考えたが、そのブログの記事は全体的に文体がですます調で、なんだかおりこうさんな感じの雰囲気で、これから書こうとしている文章とは合わない。記事も相撲の話とかで埋まっているし。

 そこで新たにブログを開設することにした。タイトルは「随筆練習帳」で、何の捻りもない。しかし別に人に見てもらう必要もないのだ、わざわざ面白いタイトルにしなくても構わないだろう。

 何を書くか。さすがに1日の出来事で2400字書くのは、少なくとも今の私では無理だろう。生活の中での気付きとか、考えてみたこととか、そういうことの方が文字数は多く書けそうだ。昔の、思い出話とかでもいいかもしれない。まだ20年も生きていないので、思い出の絶対数が少ないのが難点ではあるが。

 とにかく文字数を多くするのが今の目標なので、今回の決意表明から気合を入れて文字を増やしてみた。今回の文字数は1170文字で、目標の5割弱に終わった。次回はあと100文字くらい増やせるように、どうにか精進しよう。